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こうのとり通信

今月の生花〈霜月:十一月〉 ロウヤガキ・センダン・アブラドウダンツツジ

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朝晩はめっきり寒くなってきましたが、日中はまだ暑かったりと温度変化が激しいですね。こんなときは風邪を引きやすいので注意が必要です。外出から戻ったときは、まず手洗いとうがいをする癖をつけたいものです。

さて、京都も朝晩は秋を通り越して冬の気配すら感じますが、11月は「霜月」と呼ばれ、その字の通り「霜が降りる」からとの説が有力だそうです。京都の町はこの季節になると毎朝「ほお〜〜。ほぉお〜〜い」と低く通りの良い声が響き渡ります。京都に住んでいる方やよく来られる方は見かけたことがある光景だと思います。京都には大小様々な宗派のお寺があり、全国から修行僧が集まって来られます。その修行僧が朝声を出しながら町を歩き、托鉢する際の掛け声なのです。一説には「ほぉ〜」と聞こえるこの声は「法施」を長く伸ばして発声しているとも言われています。そう思ってよ〜く聞いてみると、そう聞こえなくもありませんね。

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さて、今月の花は「老鴉柿(ロウヤガキ)」「栴檀(センダン)」「油灯台躑躅(アブラドウダンツツジ)」です。それぞれ漢字で書くと少し難しいですが、なんとなく意味が分かる気がするので不思議です。ロウヤガキは、親指ほどの小さな柿がたくさん成り、そのオレンジ色がとてもきれいで可愛らしいです。またアブラドウダンツツジは緑の実がたくさん連なって目にも鮮やか。そして、当クリニックのシンボルでもあるセンダンを生花にしました。

「栴檀は双葉より芳し」のことわざでよく知られますが(このことわざの栴檀(センダン)とは白檀を指しているとも言われます)、双葉の時から良い香りを放つことから、優れた人物は幼少の頃から他を逸したものを持っている、人並み外れているという例えです。当クリニックの中庭には大きなセンダンの木を植えていますが、生まれる子供たちが皆大きく健康に育つようにとの願いが込められています。

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