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こうのとり通信

今月の生花〈文月:七月〉 蓮(ハス)

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祇園祭は17日に前祭(さきまつり)の山鉾巡行、神幸祭が済み、来週24日には後祭(あとまつり)山鉾巡行、花傘巡行、還幸祭が執り行われます。祇園祭は7月のひと月間、28日の神輿洗が終わるまで続きます。一ヶ月もの間お祭りが続くことを知らない方も多いのではないかと思います。皆さんは、ご存知でしたか?

さて、7月の別名は「文月(ふみづき)」です。7月7日の七夕に詩歌を献じたり、書物を夜風に晒す風習があったことから「文月」とされたという説が一般的だそうです。なんとも風流な気分になるお話ですが、京都は祇園祭の盛り上がりもあって、一年で一番暑い(熱い)時期です。優雅に詩歌を楽しむ気分にはなれないかも知れませんね。

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今月の生花は「蓮(はす)」。水中の泥の中にある地下茎は、みなさんもよく知る野菜の「蓮根(れんこん)」です。この「蓮」は、果托(かたく:めしべが大きくなったもので、無数の種が成ります)の形が蜂の巣に似ていることから、昔は「はちす」とも呼ばれていました。花言葉は「雄弁」で、7月の誕生花で夏の季語でもあります。花は早朝に開き、昼をすぎると徐々に閉じ、それを数日繰り返した後、花びらは散ってしまいます。
奈良の大仏などの仏像の台座にも蓮が使われ、「蓮華台」「蓮台」などと呼ばれます。これはお釈迦様の誕生を蓮の花が咲いて知らせたという伝説があり、汚れて濁った池の中でもしっかりと根を張り、美しい花を咲かせることから仏教の教えに近いとして、モチーフとして使われたと言われています。また、お釈迦様が蓮の上で悟りを開いた故事にちなみ、極楽浄土の象徴とされているようです。

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